※これは過去のブログから移管してきた記事です。
引き続きDuolingoと『POEMS OF THE GREAT WAR』の続きを読む。
今日はRudyard Kiplingの詩、"For All We Have and Are”について。
作者についても少し情報収集してみた。
①Rudyard Kipling(1865~1936)
『ジャングル・ブック』などの児童文学で知られる小説家。
1907年にノーベル文学賞を受賞。
②今日調べた単語
wantonness
【嫉妬、浮気、気まぐれ】といった意味のようだけど、
第一次世界大戦を謳った詩にこの和訳をあてることに違和感を覚えたので、他の辞書でも調べてみる。
(formal) the fact of causing harm or damage deliberately and for no acceptable reason
Oxford Learner's Dictionaries
Oxfordでは最初に「故意に、また容認できる理由なくに危害や損害を引き起こした事実」とあり、この意味合いの方がしっくりくる。
次に「性的に不道徳な行動」の意味が続いていたので、どちらかというとメインの意味は前者なのかな。
o'erthrown
色んな辞書で調べても出てこなくて、ネットで検索してみたところWiktionary英語版でヒット。overthrowの古風な表記で主に詩で使われるらしい。
韻を踏むために音節を短くしている感じなのかな。
o’erthrown -(poetic) Alternative form of overthrow
Wiktionary英語版
sicken of
【~にうんざりする、病気になる、吐き気を催す】といった意味。
類語はget sick, disgustなど。あまり見かけない単語だったのでメモ。
まだ詩の最初の部分しか読んでいないけど、抜粋すると
-Our world has passed away....(略)
-There is nothing left to-day...(略)など、失望感にあふれる表現の後に、
The old Commandments stand:—
"In courage keep your heart,
In strength lift up your hand."
というフレーズが出てきて、力強さを感じる。
声に出して読み上げてみると韻が心地よくて、この作者の詩は結構好みかもしれない。続きを読むのが楽しみ。
本日はここまで。